7年に1度に行われる御柱祭は、奥山から樅の木(もみのき)を切り出して、山から里へと人の力だけで曳いて諏訪大社の四隅に建てるのが、日本三大奇祭のひとつとして有名なお祭りです。
子どもから大人、そしてお年寄りまですべての方が楽しみにしているお祭りでもあり、それにかかわる人の数はゆうに3,000人を超えると言われています。
その歴史は古く、記録に残っているだけでも1,200年前から続いていると言われていて、親から子へ、そして孫へと代々受け継がれているお祭りは日本でも珍らしく、地域に深く根付いているお祭りでもあります。
そこで、御柱祭と言えば、一番の見どころは「木落とし」ですよね。1本の丸太の上に数百人の大人が群がり、そしてまたがって滑り落ちるんです。男たちの怒号と滑り落ちる丸太の勢いに見る側も圧倒されるほどのスケールなんです。
その「木落とし」は上社と下社で見ることができるので、まずは御柱祭の日程や時間を確認した後、それぞれの観覧席のチケット情報やアクセスをまとめてみました。
御柱祭2016の日程
すでに「仮見立て」や「本見立て」、「伐採」は終わっています。御柱祭に使うご神木は今、上社では綱置き場、下社では棚木場でその時を静かに待っている状態です。
上社御柱祭
山出し:2016年4月2日~4日
- 1日目:午前7時30分~曳行開始
- 2日目:午前10時~木落とし/午後2時~川越し
- 3日目:午前10時~木落とし/午後1時~川越し
里曳き:2016年5月3日~5日
- 1日目:午前8時~曳行開始
- 2日目:午前11時~前宮一之御柱・建御柱
- 2日目:午後1時~前宮二之御柱・建御柱
- 2日目:午後2時~前宮三之御柱・建御柱
- 2日目:午後3時~前宮四之御柱・建御柱
- 3日目:正午~本宮二之御柱・建御柱
- 3日目:午後2時~本宮一之御柱・建御柱
- 3日目:午後3時~本宮三之御柱・建御柱
- 3日目:午後4時~本宮四之御柱・建御柱
宝殿遷座祭:2016年6月15日
下社御柱祭
山出し:2016年4月8日~10日
- 1日目:午前7時~曳行開始/午後1時~木落とし
- 2日目:午前7時~曳行開始/午後1時~木落とし
- 3日目:午前11時~木落とし
宝殿遷座祭:2016年5月13日
里曳き:2016年5月14日~16日
- 1日目:午前8時~曳行開始/午後2時~春宮一之御柱・建御柱
- 2日目:午前9時~春宮四之御柱・建御柱
- 2日目:午前10時~春宮二之御柱・建御柱
- 3日目:午前10時~春宮三之御柱・建御柱
- 3日目:午前11時30分~秋宮一之御柱・建御柱
- 3日目:午前11時30分~秋宮二之御柱・建御柱
- 3日目:正午~秋宮三之御柱・建御柱
- 3日目:午後4時30分~秋宮四之御柱・建御柱
※上記日程は信州諏訪 御柱祭 平成二十八甲年「諏訪大社式年造営御柱大祭」より引用しています。
上社の木落としの観覧席のチケット情報は?
県外からお越しの観光客の皆さま
今回、観覧席の運営販売は上社御柱祭誘客促進協議会からの委託によりJTB中部松本支店が行います宿泊セットプラン・観覧チケットに関わるお問合せはJTB中部松本支店へお願いします。
■ 宿泊セットプラン・観覧チケットについては…
- 株式会社JTB中部 松本支店
- 住所:長野県松本市深志1-2-11
- TEL :0263-32-9251 FAX :0263-35-9976
- メール:onbashira@cub.jtb.jp
- 営業日:平日 9:30-17:30 土・日・祝祭日休み
- 担当:勅使・中村・横山
■ 御柱祭全般については…
- 諏訪地方観光連盟 御柱祭観光情報センター(諏訪市役所観光課内)
- 住所:長野県諏訪市高島1-22-30
- TEL :0266-58-1123 FAX :0266-58-1844
- 御柱祭ホームページ http://www.onbashira.jp/
- 営業日:平日 8:30-17:30 土・日・祝祭日を除く
長野県民の皆さまへの販売方法
- 応募方法往復はがきにて申込受付 下記参照
- 受付期間平成28年2月15日(月)〜2月29日(月)必着
- 金額1席5800円(3歳以上入場券必要)※専用法被含む
- 応募資格長野県在住の方(応募住所により判別
長野県民の方へのチケットの販売は応募して抽選でチケットが当たるようですが、県外から御柱祭を見に行きたい方は上記の株式会社JTB中部の松本支店へお問い合わせをして、宿泊セットプランに申し込む必要があるようです。
もしそのプランに申し込むことができれば、観覧チケットもついてくるので、自分で宿泊施設を予約する手間が省けていいですね。
下社の木落としの観覧席のチケット情報は?
有料観覧席チケットの受付は終了してしまいました。チケットに余裕が出た場合、2月下旬から3月上旬頃にインターネットで再販売する予定です。再販売を行う際には、ホームページにてお知らせします。
下社の木落し観覧チケットの情報は下記からご覧下さい。
下社の情報|信州諏訪 御柱祭 平成二十八甲年「諏訪大社式年造営御柱大祭」
下社観覧席チケットについて
- 下諏訪町御柱祭実行委員会 事務局(下諏訪町産業振興課内)
- 住所:長野県諏訪郡下諏訪町4613-8
- 営業日:平日9:00〜17:00
- 土・日・祝日を除く 年末年始を除く
- 電話:0266-75-2027
ということで下社木落としの観覧席の受付は終了してしまいましたが、余っていればまた販売されるというので期待して待っていましょう。
それか上社のチケットはまだ販売されているので、御柱祭はまじめて見に行くのであれば、上社をおすすめします。
アクセス情報
お車の方
- 東京(高井戸IC)中央自動車道(約2時間30分) 諏訪IC
- 名古屋(名古屋IC) 中央自動車道(約2時間40分) 諏訪IC
- 長野(長野IC)上信越自動車道→更埴JCT→長野自動車道(約1時間00分)岡谷IC
- 長野(長野IC)上信越自動車道→更埴JCT→長野自動車道→岡谷JCT→中央自動車道(約1時間10分)諏訪IC
電車の方
- 東京(新宿駅) 中央本線特急(約2時間35分) 上諏訪駅
- 名古屋(名古屋駅) 中央本線特急・塩尻駅乗換(約2時間40分) 上諏訪駅
- 長野(長野駅) 篠ノ井線・松本乗換(約1時間25分)→中央本線(約20分)上諏訪駅
高速バスの方
- 東京(JR新宿西口「新宿高速バスターミナル」) (約3時間00分) 上諏訪駅(新宿~岡谷・諏訪線)
- 大阪(阪急バスターミナル) (約6時間30分) 茅野駅(茅野・諏訪~大阪線)
飛行機の方
- 札幌(新千歳空港) (約1時間30分) 松本(信州松本空港)
- 福岡(福岡空港) (約2時間50分) 松本(信州松本空港)
車の場合、下社へ行きたい方は岡谷ICで降りて、上社へ行きたい方は、諏訪ICで降りると近いです。
電車で来られる方は、下社へ行きたい方は下諏訪駅下車、上社へ行きたい方は茅野駅下車だと近いです。
飛行機で来られる方は、信州まつもと空港からバスかタクシーで塩尻駅か広丘駅、村井駅、平田駅、南松本駅、ちょっと遠くなりますが松本駅のどこでもでもかまいませんから、駅まで移動してください。そこから電車で諏訪方面への電車に乗るといいです。
御柱祭当日はかなり混雑しますので、やはり車ではなく、少し混みますが、電車での移動が一番いいと思います。
まとめ
長野県の4月は都会と違うので、肌寒く感じると思いますので、少し荷物になっても、必ず羽織るものを持参してください。いままでの御柱祭でも雪が降った前例もあるので、場合によってはダウンジャケットも必要かと思います。
7年に1度の大祭ですから、おもいっきり楽しんでください。木落としもいいですが、里引きや川越し、建御柱もかなり見ごたえがありますよ。