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SONOTA.NET.BLOG

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又吉直樹、羽田圭介が芥川賞同時受賞!記者会見の様子と審査の過程

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第153回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれました。芥川賞はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏(35)の中編小説「火花」と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」と同時受賞となりました。お笑い芸人の「ピース」の又吉直樹氏がノミネートされてからは、テレビに映るたびに芥川賞の話題があがり非常に注目されていましたね。お笑い芸人では初となる受賞、改めて本当におめでとうございます。

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出典:【アーカイブ動画】第153回 芥川賞・直木賞 受賞者が記者会見 | THE PAGE(ザ・ページ)

  • 内村薫風『MとΣ』(新潮3月号)
  • 島本理生『夏の裁断』(文学界6月号)
  • 高橋弘希『朝顔の日』(新潮6月号)
  • 滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮5月号)
  • 羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』(文学界3月号)
  • 又吉直樹『火花』(文学界2月号)

文藝春秋|各賞紹介|芥川賞

最初は内村薫風『MとΣ』や島本理生『夏の裁断』が受賞するのかなぁと、なんとなく思っていて、又吉直樹氏が受賞するとは、話題性だけかなと思っていただけに思ってもいませんでした。それだけ審査員が真剣に『火花』に対して評価した証拠だと思いました。もしかしたらこれを機に、お笑い芸人の中からまた受賞者がでるかもしれませんね。

 

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出典:Amazon.co.jp: 火花: 又吉 直樹: 本

 

記者会見の様子

過記者会見では終始緊張していた様子で記者の質問に答えていましたが、その姿はお笑い芸人というよりは、小説家という雰囲気を出していましたが。

記者:太宰治が欲しかった芥川賞を受賞してどう思いますか。あと、若い人へのメッセージを。

又吉:小説を読み始めたのは芥川、太宰からだった。太宰は芥川賞を取れなくて川端康成に手紙を書いたと聞いていました。テレビで太宰好きと言って、たまに申し訳ない気持ちになります。テレビで好きというたびに、三鷹までお墓参りに行くようにしています。今月2〜3回行きました。おもしろい小説はたくさんあります。最初に僕の小説を読んで合わないからといって、小説読むのをやめようって思わないでほしい。僕の作品でジャッジしないでほしい。100冊読んだら、絶対本好きになると思う。そこまで頑張ってほしい。

記者:「万事に整った環境」にいる今のお気持ちを。

又吉:うそみたいな感じ。似合ってますかね? 金びょうぶ。これだけ緊張することはない。ダブル受賞もすごくうれしいです。羽田さんにも(著書を)紹介していただいて、プロの作家さんに偏見なく扱ってもらえることがうれしいです。

記者:芥川龍之介は何と声をかけるでしょうか。

又吉:僕みたいな髪形のやつ嫌いだと思います。ベートーベンのことを天才ぶっていると書いているものがあり、それが印象深いです。僕はベートーベンは顔と髪形が合っているな、と思っていたので……。芥川の書いたものは説得力あるので、この髪形見て、うそつけって言うと思う。(芥川にほめてもらう自信?)ないです。

記者:芸人の世界を描いているが、その世界では兄さん(兄弟子)や師匠がいるが、そうした方から、これから「先生」って言われると思うんですが、その点についてはいかがですか?

又吉:僕のことをふざけて先生と呼ぶことはあると思うが、本気で先生と呼ぼうとしているのは(ピースで相方の)綾部だけだと思うので安心しています(笑い)。いろんな先輩から「読んだで」と言ってもらえるのは、感謝しています。

記者:受賞して芸人として不都合はありませんか?

又吉:注目してもらえるのは芸人としてうれしいことなんで、不都合はないと思う。コンビでやっていますし。

記者:綾部さんとは話をした?

又吉:仕事中みたいで。コメントはくださったみたいですけど……(相方に)敬語を使ってしまいましたけど(笑い)。

記者:芥川賞にノミネートされた辺りから自信はあったのでしょうか?

又吉:候補にしていただけたという時点で、うれしかったのと驚いたのとで、自信はなかったです。でも、自信はゼロですと言いながらも、朝から緊張はしていたんで。もしかしたら、どこか勘違いしていた部分があったかもしれない。

記者:小説を書いて変わったことはありますか?

又吉:書く前はすごくおびえてもいたんですけど、書いている時は楽しかったですね。「広い表現」というか、「いろんなことができるな」って思いました。生活の面では小説をすごく注目していただいて、今まで「死に神」と呼ばれていた感じと少し変わりましたかね。

記者:これから変わることはありますか?

又吉:今まで芸人を100でやって、それ以外の時間で書くというのをやってきたんで、それを崩すというのはやらないと思います。どちらにとってもそれがいいと思うんですよね。(お笑いの)ライブを毎月やっているんですけど、コントでできなかったこととか、それをそのまま書けないんですけど、どっかに残っていて文章を書くときの一歩目になることが多いですね。

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いろいろな質問に丁寧に答えて、途中に笑いもまぜながら解答している様子がとても印象的でした。又吉さんの人柄がでていた記者会見でした。

山田詠美委員 選考語る、又吉作品に「最初の投票で一番高かった」

山田詠美選考委員は「最初の投票で一番高かったのが又吉くんでした」とし、最後の投票で結果的に「同点で2作受賞が決まった」と高評価であったことを明かした。「又吉くんの切実なものが迫ってくる感じ。欠点も多々あるが、何か強いものを感じた。主人公と先輩、火花散るような関係がよく書けていた」と語った。否定的な意見として山田氏は「私は両方とも結末がちょっと残念。又吉くんに関しては最後のエピソードを削っても、私個人は文学作品として成り立つのでは、と思いました」との意見も。

しかし、又吉が芸人であることに関しては「彼がどういう職業かは関係なくて知らなかった世界を読めた」と喜んだ。山田氏は芥川賞を受賞していないということで「又吉くんうらやましいと思います」との気持ちも吐露した。また、「今回レベルが高かった」と評した。

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まだまだ荒削りですが、そにれも増して「人に伝える力」が凄かったんだと思います。この作品が荒削りでなかったらもしかしたら受賞できなかったのかと少し感じ、荒削りとは「次の作品が見てみたい」の裏返しだと思いました。そして又吉直樹の次回作を早く呼んでみたいと思いました。

ですがこれからは否応無しに、書かなければ行けない状況と言うのが出て来るとおもいます。その時の作品がどう評価されるかが一番難しいところだと思います。

受賞前と後で作品にどう影響するかが、今後作家又吉直樹としての変化が楽しみな部分でもありますね。

 

異例の2度面お記者会見

異例なのは、会場の混雑ぶりだけではなかった。過去の会見では、受賞者一人ひとりが約15分の持ち時間で喜びを語り、質疑応答に応じるのが通例。しかし、又吉の声を少しでも多く拾おうと各メディアが熱望したことから急きょ、又吉のみの2度目の会見が開かれた。結局、午後8時45分ごろスタートした会見は約2時間という長丁場で幕を下ろした。


会見では『火花』の映像化にも前向きだった。「思い入れが強いので、(作品の)空気感が反映されたらいい」と願望をポロリ。大先輩・明石家さんまも同作が映像化された際のオーディションを受けたいと希望しているが、「誰かというのはない。10年間を描いているので難しいんじゃないかな」と話した。

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すごいですね、もう映画化の話がでているんでしょうか、もう少し先の話にはなるかと思いますが、その辺の今後は要チェックですね。