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SONOTA.NET.BLOG

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テニスボールが昔から黄色い理由やその移変りと2つの感覚的変化

テニス
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最近は錦織圭選手の活躍もあり、テニスがぐっと身近なスポーツになりました。中には子どもをテニスクラブへ入れるお母さんが現れるくらい日本ではかなりメジャーなスポーツになりました。サラリーマンも昔を思い出して、会社帰りにテニスをするなんと風景もちらほら見かけるようになりました。

私もそんな錦織圭選手の活躍を毎回のようにテレビで見るようになり、めでたくファンの仲間入りをさせて板頂いております。

そこでちょっと疑問に思ったことがあります。テニスで使っているボールって、なんであんな蛍光色の強い黄色いボールを使っているんでしょうか。

っていうか最近卓球やソフトボールも黄色いボールを使っていますよね。不思議に思ったので調べてみました。

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出典:写真AC

テニスボールが昔から黄色い理由:1

先ず、視認性の問題です。光は同じ強さでも波長によって「明るさ」が違います。紫や青、赤は暗く感じ、緑や黄色は明るく感じます。人間の目は555nmの波長の緑色に一番強く明るさを感じます。

引用:部長のウンチク部屋

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出典:部長のウンチク部屋

上のグラフを見ると一番明るく感じるのは緑で、黄色はその次に明るいということになります。でもんんとなくですが黄色が目立つということは感覚的に分かります。

よく歩行者が夜歩く時に手や足に付けている反射ベルトや、そうそう工事現場で警備員が来ているベストにも黄色い反射板がついていますよね。

やっぱり黄色って明るくて目立つんですね。

でも、ここで疑問があります。一番明るいのって上のグラフから見ると緑ですよね。なんでボールが緑ではないんでしょうか。

実は緑色が一番明るく見えると理解されたと思いますが、ボールが緑色で無い理由は、コートの芝生が緑である為だと思われます。

引用:部長のウンチク部屋

あっそう言われればそうですよね。グラウンドが緑だからボールは緑ではなく、次に明るく感じる黄色いボールを使っているんですね。

確かに緑のコートの上に緑のボールが飛び交ってたら、選手もボールの位置を正確に捉えられませんが、見ている私たちも全然分からないと思います。

 

テニスボールが昔から黄色い理由:2

そしてもうひとつボールが黄色無ければならない理由があります。それは黄色という色が持つ特性あります。

光は波長によって像を結ぶ位置が微妙に違います。下の図をご覧下さい。

  • 青い色(波長が短い)は網膜の手前で像を結ぶ
  • 赤い色(波長が長い)は網膜の後ろに像を結ぶ

引用:部長のウンチク部屋

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出典:部長のウンチク部屋

上の図からも分かるとおり、黄色はその青色の特製と赤色の特製のちょうど中間にあります。ということはボールが近づいてくるこういうことがおきます。

  • 水晶体が厚くなると(赤いボール)、実際よりも大きく見えるので、大きく近づいて見え、早めにラケットが出てしまいます。
  • 水晶体が薄くなると(青いボール)、実際よりも小さく見えるので、実際よりも遠くに見え、振り遅れてしまいます。

引用:部長のウンチク部屋

だから黄色だと、その錯覚の中間で、ちょどよくボールを捉えられるということなんです。色の違いによってボールを打つタイミングが微妙にズレてしまうんですね。

 

テニスボールの色の移変り

次に気になるのは、テニスで黄色いボールが使い始めたのはいつぐらいからなんですかね。なんか私が学生だった時にはもう黄色いボールを使っていたので、20年前にはもう黄色だったと思います。

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出典:世界の Tennis Players(1)

1950年代のオーストラリアのルー・ホード選手ですが、写真がモノクロでボールの色は定かではありませんが、多分これは白ですね。もうちょと先を見てみましょう。

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出典:世界の Tennis Players(1)

上の写真は1960年代に活躍し、4大大会、最多24回優勝したオーストラリアのマーガレット・スミス・コート夫人です。このころはまだボールの色は城ですね。もう少し先を見てみましょう。

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出典:MOBO TENNIS

1974年デビューのクリス・エバート選手です。ここでボールが黄色に変わっていますね。もうしこし見てみましょう。

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出典:African Blueに心酔う ~with Malawi Cichlids ~

チェコ出身のマルチナ・ナブラチロワ選手ですね。この選手は1970年代後半から活躍した選手です。ボールはもう黄色ですね。

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出典:テニス365

1987年ごろのシティフィ・グラフ選手です。ここではもうボールの色は完全に黄色ですね。

この結果から、テニスのボールの色が白から黄色に変わったのは1960年代後半から1970年代前半ということがわかりますね。

今では当たり前のように黄色いボールが使われていますが、当時はなかなか慣れなかったと思います。

 

テニスボールの感覚的変化を感じる2つの理由

若い頃、テニス部だった方は感じることだと思いますが、久々にテニスボールを打ったら、昔よりなんだか感覚違うと思ったことがあると思います。

それは、テニスをやっていなかった期間に、日々テニスも進化していったということなんです。ここではそんなテニスボールの感覚的変化の理由をまとめました。

1:プレッシャー・ライズド

昔は、インプレッシャー・ボールというコアの弾力のみで反発力を出す硬質で重たい感じのボールを使用していたとかですね。プレッシャー・ライズドは、規定の圧がかかる筒に入れないなど、保管が悪いと膨張します。

引用:OKWAVE

より高い反発力と、ボールを跳ね返した時に感じる打球感を実現させたボールのことです。この変化で、ボールに対するストレスが軽減され、よりレベルの高い試合ができるようになったんです。

ただしボールの耐久性はノンプレッシャーボールよりも劣ってしまうので、よく試合の最中に、選手がボールを打つ前にひとつひとつ確認しているのはそのためです。

昔テニス部だった方が、大人になり趣味の一貫でまたテニスを始められる場合は、特に感じるかもしれないですね。

これはテニスに限ったことではなく、サッカーや野球などのスポーツにも感じることで、昔よりボールが弾む、伸びる、固い、柔らかいなどは、すぐに感じて慣れるまでに多少時間はかかりますが、経験者ならそこまで大きな問題ではありません。

2:コートの変化

昔は、コート面が芝、または、アクリル塗装でのプレーでしたが、今は、クレーコートの場合。クレーコートでのボールは、カテゴリーslow(BT3)というコートサーフェイス速度決定により、微妙に、しかし、実際にボールは大きくなります。

引用:OKWAVE

こういうこともあるんですね。しかしこのくらいの変化は実際、プロの選手にしか分からないレベルだと思います。

趣味感覚で再び始められる方は、上記のよう理由ではなく、大きさを感じることがあると思います。

私も久々にサッカーをした時は、裸体力面や視野が狭くなった関係もあり、なんだかサッカーコートが昔より広くなったような気がしました。

 

まとめ

テニスボールが黄色い理由は、緑の次に黄色がよく目立つということで黄色になりました。一番目立つ緑色だとコートの芝の色とかぶってしまうためです。

ボールが黄色くなった年代は1960年代終わりから1970年代始めです。

テニスボールが感覚的に変化を感じる大きな理由は、ボールがプレッシャー・ライズドという種類のボールに変わったことと、微妙なコートの変化で、弾んだボールが大きく見える現象があるということです。