2016年の全豪オープンもベスト16となる4回戦まで進み、現在残っている日本人選手は錦織圭選手と、女子シングルの大坂なおみ選手が激闘の末勝ち進んでいます。
ここでちょっと気になるのが、他の選手の情報です。勝った時はかなり報道されるのですが、負けてしまうと、「負けました」くらいの情報しかなく、記事数も少ないので、ニュースを見逃してしまうと、気になっていた選手の結果がどうなったのか、知らないままになってしまいます。
そこで、今年2016年の全豪オープンの本戦で日本人選手の結果をまとめてみました。気になっていた選手の結果はここで見ればすべて把握できます。全てではありませんが、予選で戦った選手の結果もまとめました。
全豪オープンの伊藤竜馬の結果は?
まずは密かに注目を集めていた、伊藤竜馬選手の結果をまとめてみました。なぜ注目されていたかというと、この選手も杉田祐一選手同様に予選を突破してきた選手だからです。それでは見てみましょう。
出身地:三重県
生年月日:1988年5月18日(27歳)
身長:180cm
体重:75kg
利き手:右
バックハンド:両手打ち
デビュー年:2006年
■ 伊藤竜馬は1回戦で元世界8位のステパネクに敗退
ステパネク選手はチェコ出身で、伊藤竜馬選手との今までの対戦成績は、1勝1敗です。最初の対戦は、ワールドチームカップで、勝敗は伊藤竜馬選手が勝利し、東京で行われた有明コロシアムではステパネク選手が勝利しています。ほぼ互角ともいえる対戦だったので、勝てると思ったのですが、1-3で負けてしまいました。
世界ATPランキングを上げるためにも勝ってほしかった試合だったので、悔しい限りです。
ちなみに、ステパネク選手は2回戦でワウリンカ選手に敗退しています。
全豪オープンを戦った日本人選手の結果 男子シングルス
■ 西岡良仁はクエバスに敗れ、大会初勝利ならず
- 出身地:三重県
- 生年月日:1995年9月27日(20歳)
- 身長:171cm
- 体重:63kg
- 利き手:左
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年 2014年
ウルグアイ出身のパブロ・クエバス選手に0-3敗れてしまい、大会初勝利はなりませんでした。パブロ・クエバス選手は以前、全仏オープンで優勝した30歳のベテラン選手です。
西岡良仁選手は自分の実力を発揮することなく敗れてしまいました。昨年も全豪オープンに初出場するも負けてしまい、全米オープンでも初勝利はおあずけになってしまったこともあり、今回の全豪オープンでは期待が高まっていましたが、初勝利とはいきませんでした。
■ ダニエル太郎はロソルにフルセットで敗退
- 国籍:日本
- 出身地:アメリカ・ニューヨーク
- 居住地:スペイン・バレンシア
- 生年月日:1993年1月27日(22歳)
- 身長:190cm
- 体重:76kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2010年
ダニエル太郎選手はチェコ出身のルーカシュ・ロソル選手にフルセットまで持ち込みましたが、惜しくも敗退してしまいました。
ルーカシュ・ロソル選手とは以前デビスカップで対戦して負けているだけに、今回は勝ちたいところでした。
ダニエル太郎はブログで「試合で良い結果が残せなかったのは残念ですが、僕のレベルがもっと向上している事は感じているので冷静に頑張っていけばグランドスラムやATPなどでも勝っていけるようになると信じています。」と今回の全豪オープンで確実に自分のレベルアップに繋がっていることを実感していました。
■ 杉田祐一の初戦は第23シードのモンフィスに敗退
- 国籍:日本
- 出身地:宮城県仙台市
- 生年月日:1988年9月18日(27歳)
- 身長:173cm
- 体重:66kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2006年
杉田祐一選手はフランス出身のガエル・モンフィス選手に0-3で敗れてしまいました。3度目のグランドスラムで初勝利かと思われたのですが、惜しくも負けてしまいました。
ラリーでは互角の戦いが見られたのですが、先手を取られる場面が多くあり、それが重なっていったことが敗因かと思います。
全豪オープンを戦った日本人選手の結果 女子シングルス
■ 日比野菜緒のグランドスラムデビュー戦はシャラポワに敗退
- 国籍:日本
- 生年月日:1994年11月28日(21歳)
- 身長:163cm
- 体重:57kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2013年
WTA世界ランキングのシャラポワ選手と対戦した結果、試合時間は1時間13分と短く、惨敗してしまいました。日比野菜緒選手は今回の全豪オープンがグランドスラム初出場だったので、世界のレベルを肌で感じることができ、更なる飛躍のきっかけになったのではないでしょうか。
■ 土居美咲は金星ならず、第7シードのケルバーにフルセットで敗退
- 国籍:日本
- 出身地:千葉県大網白里市
- 生年月日:1991年4月29日(24歳)
- 身長:159cm
- 体重:55kg
- 利き手:左
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2008年
土居美咲選手はドイツ出身のアンジェリック・ケルバー選手に0-3で敗れてしまいました。ケルバー選手と対戦するのはこれが4回目だったのですが、今回も勝つことはできませんでした。この選手に勝つことができれば、今後の選手としての飛躍に繋がるのかもしれませんね。
■ 奈良くるみは2回戦でガスパリアンに敗退
- 国籍:日本
- 出身地:兵庫県川西市
- 生年月日:1991年12月30日(24歳)
- 身長:155.5cm
- 体重:52kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年 2009年
奈良くるみ選手はロシア出身のマルガリータ・ガスパリアン選手に2回戦で敗れてしまいました。
マルガリータ・ガスパリアン選手と対戦するのは初めてだったそうですが、試合前にはある程度データ分析をしていて、展開の早い選手だということがわかっていましたが、それが相手にリズムよく打たせる原因なったそうです。
見た感じだと決して調子が悪いようには見えなかったので、悔やまれる敗戦だったと感じました。
ブログでは「今から日本に一旦帰国します。お次はフェドカップ・アジア/オセアニアゾーン!!新監督の土橋登志久さんと一緒に戦えるのが楽しみです!!頑張るぞーーーーーーーーーーー!!!!!」と彼女ならではのコメントを残していました。
予選敗退選手
全ての選手ではありませんが、個人的に頑張ってほしいと思った選手をピックアップして紹介したいと思います。
■ 内山靖崇予選1回戦敗退
- 国籍:日本
- 出身地:北海道札幌市
- 生年月日:1992年8月5日(23歳)
- 身長:183cm
- 体重:75kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2011年
アメリカ出身の24歳のテニス・サングレン選手と対戦し1-6、3-6で、予選1回戦で敗退してしまいました。
内山靖崇は自身のブログで「内容も悪く、狂った歯車を最後まで合わせる事が出来ませんでした。」と、なにもできなかった悔しい思いを語っていました。
日本に帰国してからも全豪オープンでの結果に整理がつかなかったのですが、「試合後日本に帰国して練習、トレーニングをしているうちに少しずつ整理がついて、課題もはっきりしてきました。」と、次への課題を見つけられたようです。
■ 守屋宏紀予選1回戦敗退
出典:守屋宏紀オフィシャルブログ – HIROKI STYLE –
- 国籍:日本
- 出身地:同・東京都町田市
- 生年月日:1990年10月16日(25歳)
- 身長:172cm
- 体重:64kg
- 利き手:右
- バックハンド:両手打ち
- デビュー年:2008年
アメリカ出身の18歳のテイラー・フリッツ選手と対戦し3-6、1-6で敗退してしまいました。自身のブログでは「試合に負けた悔しさもありますが、勝負をできるところまで持っていくことができなかった自分にショックを受けています。」と悔しい思いを語っていました。
しかし「フィリピンへと飛び、来週からチャレンジャー大会に出場します。また1から、自分のできることを頑張っていきます。」と全豪オープンがきっかけで、初心に戻ることができ、新たな挑戦への意気込みを語っていました。
まとめ
全豪オープンは日本人選手が多く参加する大会でも有名です。しかし世界とのレベルの違いに圧倒されてしまうことが多いです。
しかし錦織圭選手や、大坂なおみ選手のように、世界で活躍する日本人選手が少しずつですが目立つようになってきたのはうれしいことですね。
まだ2016年も始まったばかりなので今後の動向に注意しながら、1試合1試合楽しみに見ていたいと思います。